DAHON(ダホン)のK3という折りたたみ自転車を見て触れて。
- 2018/07/20
- 20:34
これ以上日差しが増すのはご勘弁頂いたいですが、自転車のモデルラインナップが増えるのは大歓迎
てな訳で今真夏の日差しのようにあついあつい14インチの折りたたみ自転車、DAHON(ダホン)のK3をピックアップいたしましょう。

ブランド DAHON(ダホン)
モデル K3
定価 82000円+TAX
重量 7.8kg
サイズ 14インチ
古くはダホンOEMモデルだったRENAULTやFIATのFDB140から始まり、そーしている間に本家ダホンブランドのDOVE UNO(ダブウノ)が発表されて、そーしてる間に軽量モデルDOVE Plus(ダブプラス)が発表されて、そーいうてる間に遂に外装3段モデルが登場しました!
その名はダホン K3(ケースリー)

2018年7月18日現在、ダホンブランドの14インチフォールディングバイクシリーズはDove I3、Dove PlusとこのK3の3モデルラインナップとなるのですが、一応それぞれコンセプトがありまして、I3はカジュアルで気軽に使えるシティーユーティリティーバイク、Plusはダホン史上最軽量モデルとなり輪行やシティーライド、旅のお供として使い易いライトウェイトモデル、そしてこのK3はスポーツモデルという位置づけになります。
で、そのK3ですが見た感じDoveシリーズに外装3段変速が付いただけかと思いきやディテールは色々違う所が御座いまして
その辺りを含めてちょいとご紹介していきましょう。


最大の特徴となる外装式3段変速はコグ(ギア)9、13、17Tと外装式にしては結構なライドレシオ設定
3枚という限られたコグで登り下りを含めたあらゆる路面状況をある程度カバーしようと思うとこの位の設定になるのでしょうかね。
ちょっとワイドレシオ過ぎるという意見もあれば登り坂は17T位ないとちょっとキツイという意見もあったりですが、使う用途によっては歯数を変える等のアレンジを施した方が良いかも知れません。



車輪は14インチホイールに1.35という細目のタイヤで走行感はとても軽快でスムーズ
前後輪共にフレームとのクリアランスはある程度確保されているので1.95や2.00というファットなサイズもインストール可能

フロントギアは53Tと大口径 これとリアコグのトップ9Tの組み合わせって...結構重いんじゃないかなと
スポーツバイク経験者の方やロードバイクなんかに乗り慣れている方ならこのセッティングでもOKでしょうけど、ビギナーや脚力に自信が無い方ならフロントギアを標準53Tから48Tくらいまで落とした方が余すところなくリア3速を使い切れるかも知れません。
(ちなみにクランクはスクエアテーパーのBCD130mmの170mm長クランクで、チェーンリングはギアガード一体形成型となっています)


VブレーキレバーはAvid製 レバータッチも良好なので特に問題も無いでしょう。
対するブレーキ本体の方はDAHONオリジナル品となっているのですが、正直なところこのブレーキ、精度面で若干残念なのでそんな高級グレードでなくて良いのでシマノ製品などに交換をオススメします。
(Velo Kitchenではシマノ製のVブレーキに交換して納品させて頂く予定です)

ペダルは他のダホンでもよく採用されている樹脂製の折りたたみペダルが付属します。
この標準品のペダル、一応折りたたみも出来るタイプにはではありますが、当店でもYoutubeの動画で触れてますが、重量面と耐久面でやや難ありなので、標準ペダルはオマケ程度と考えて頂いた方が良いかもです。
(Velo Kitchenではペダルを三ヶ島のEZYかFDシリーズに交換して納品する予定です)



シートポストとサドル
軽さを意識してでしょう、シートピラーは軽量タイプの物が、サドルは比較的薄めのスポーツタイプサドルになっています。
必見すべきはシートピラーの長さ!Doveシリースは折りたたんだ時のバランスを考慮してか通常のダホンのシートピラーより少し短いタイプが採用されていましたがK3では20インチモデルと同様、長いシートピラーになっています。
これはスポーツ走行を意識してなのでしょうか、サドル高を高めに設定出来る点はポイント高いです。


フレームジョイントはVice Gripでカッチリ固定!
もはやダホンの伝統的な固定方法と言っても良いであろうバイスグリップはシンプルな構造ながら固定力も十分

このちょい見慣れない機構はDeltecテクノロジーと呼ばれる新しいシステムでフレームの前後をこのワイヤー状のスタビライザーを介してヒンジ部に掛かる負担を軽減させる目的で設計された物

フレームトップにはボトルケージ台座が設けられています。が、フレーム自体が短いので実際のボトルの抜き差しはハンドルポストに干渉して非常にやり辛いのが実情です。使い勝手を考えればボトルを真横に抜き差し出来るタイプのボトルケージかDOMのMonkii Cageみたいなタイプの物にするとよいでしょう。
DAHON K3はこんな人にオススメ
・ロードバイク等のスポーツサイクルを所有していてある程度乗っている人のセカンド、サードバイクとして
・小さい自転車でもスポーツ感を求める、あるいは攻めてみたい人(そんな願望も含めて)
・色んなシチュエーションにこの自転車を持って行って使ってみたい人
・必要な変速機が無いよりは必要なくても変速機が付いている方が良いとお考えの方(笑)
内装3段のI3、シングルスピードのDove Plus、そして外装3段のK3
色々な状況下での使用で一番つぶしが効くのがK3なのかも知れませんね。
2019年モデルDAHON(ダホン)の中でもVelo Kitchenイチオシの14インチフォールディングバイクシリーズ
試乗車置いたり、カスタムしたり、やりたい事色々
中でもこのK3は自転車の楽しみを増やしてくれそうな予感大ですよっ!
Written By マサオカ
解説動画はこちら
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