DAHON DASH P8をカスタム盛り盛り
- 2018/11/30
- 19:18
一先ず完成の図

実はコンポーネントの入れ替えやホイールの451サイズ化に関しては、私の前職時代にカスタムしたものなのですが、紹介する時間もなかったのでそこも含めての今回ご紹介という事でいきます。
カーボンフォークをインストール

元々はアルミ製フォーク仕様(406サイズ用)とだったのをカーボンフォーク化
インターネットで探せば中華カーボンのフォークが安価で見つかる昨今ですが、自転車店の人間としてはキチンと素性の分かる物でないと安心してオススメ出来ませんのでやはりココは国内代理店があるブランドの物を選択
いかにもなカーボン柄でインパクト大なのもポイントですが、必見はフォークの肩上とヘッドチューブ下部のマッチング
純正か?と見紛うくらい綺麗に納まりました。
当初狙っていた訳では無いのですが偶然ピッタリフィット!この偶然は非常に嬉しかった
(このフォーク形状見てどこのブランドかすぐ分かったアナタはだいぶSMALL WHEEL NERDですね)
フロントハブ

このカーボンフォークは標準的なOLD(オーバーロックナット寸法)が100mmでして、ダホン特有の74mm寸法とは全く合わないのでハブはOLD100mmの物に組み替えてのインストールとなります。
ブレーキキャリパー

今回交換したカーボンフォークは451サイズでシマノ等のショートアーチキャリパーブレーキがしっくりくるように設計されているので、ここはちょうどこの時期にモデルチェンジして新型になったシマノ105のフロントキャリパーBR-R7000を使用
元々しっかりした制動力で定評のシマノのロード用キャリパーブレーキですが、この7000系のキャリパーの進化は凄い
制動力に関しては文句のつけ所無し、レバータッチや引きの軽さ、コントロールのし易さ、トータルで良い!
(余談ですが、たまに105とTIAGRAの差は何?とご質問頂きますが、変速段数以外の部分で言うとブレーキの制動力の差が一番分かり易いです、全く別物です。)
ステアリングまわり

純正フォークだった頃にオーナーU様がご自身で乗り易いようにポジションを決められていたので、そこを崩さず、且つスッキリと纏めたかったので先ずは各寸法をとり、極力ズレないように位置決めしてから新規に取り付けるステムの長さ、角度を決めていきます。今回はBAZOOKAのトライアル車向けの角度の立った物がちょうど良い具合でした。
(純正のフォークとステムの時はスペーサー積み積みでしたがこのステムで非常にスッキリ仕上がっています)
ドライブトレイン

そもそもリア8段変速のダッシュP8をもっとスムーズに加速させる事から始まったカスタム、上位互換性やリニアな変速等を考慮してシマノ105でリアを11速化

速度がのるのが早い小径車なのでスプロケットを極力クロスレシオ化してスパンx2と素早くシフトチェンジして楽しく走れるようにしています。

リアスプロケットをクロス化すると出てくるのが登りに軽いギアが無い→ではフロントはWギア化が自然な流れに

裏から覗くとこんな具合でWギア。これで登りも大丈夫!
ちなみにリアのブレーキはこんな感じになっています

シューのリフト量が大きいVブレーキでリアの451化に対応しています。
(前後で方式の違うブレーキですがレバー側で調整しているのでレバータッチに違和感は出ません)

サドルはイタリアのセラロイヤルからリリースのコンフォートタイプ
座り心地が良くてデザインも悪くないし、何より安価(たしか2000円台)なので評判良かった事を記憶しています。

ペダルやライトや色々付いた状態で10.88kg
特に軽量化だけを狙った訳でも無く、走行性、走破性、何よりFun to Rideと見ているだけでも楽しめるようにとアレンジしていってこの重量はバランスのとれた仕様としては良い感じなのではないでしょうか。
変速段数だけでも8段から22段へと2.75倍(笑)に飛躍的にアップし、406から451へとサイズアップし、カーボンフォークで武装したこのダッシュさん、何と名付けましょうか
ハイパーダッシュ! スーパーダッシュ! 頭に超を付けた方がしっくりきそうな
カスタムの醍醐味って、いじくって楽しんで、走って楽しんで、眺めて楽しんで
嗚呼、楽しい!
Written By マサオカ
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